固定点観測情報とは?
不動な固定点を社内敷地に設けて、試験的に最寄りの電子基準点より位置情報を取得します。これを定期的に観測しその都度、変動量を表します。
千屋断層の西部に位置してますので、好奇心で実施しています。もしかすると、何らかの参考になるかも…。
過去の測定結果との比較
この表は、前回の観測で得た位置情報と今回観測した位置情報を比較したものです。
地殻変動量(前回比較) | |
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水平位置移動量 | 0.014m |
方向角(方位) | 34度 |
標高差 | -0.006m |
観測結果
令和4年3月16日深夜に発生した
福島県沖を震源とする地震の事後に観測した結果です。
観測点での大幅な変動量は無く地震の影響があまりなかったと思われます。
「日本のジオイド2011」採用
★ジオイドとは、地球全体を海で覆われた場合の仮想的な海面をイメージしたものです。
水平位置移動量:平面上での位置差
方向角 :北方角を0°としたときの角度
標高差 :高さの相違
使用電子基準点名 | 備考 |
---|---|
西仙北 | 水準測量による |
横手 | 水準測量による |
太田 | 水準測量による |
用語解説
●北緯 緯度のことで赤道(緯度原点)を堺に北側
●東経 経度のことでグリニッジ子午線(経度原点:赤道と直交する南北線)より東側
●標高 東京湾平均海面を基準とした高さ
●Ⅹ系座標 日本国土を19に分けた座標系の1つ。秋田県は10番目(Ⅹ)のエリア